尾形永先生
1981年に日産自動車に入社し、車両の基本性能開発を担当。1993年からは電子制御ブレーキシステムの開発に携わり、2007年にミツバに移籍してモータ制御システムの開発を行っていました。2019年からモビリティ大学で教鞭を執っています。
- Q1モビリティ大学の印象を教えてください
- A1モビリティ大学は小規模ながら、車両の分解やテスト、小さなコースなどの設備を備えています。また、EVのバッテリー工場が近くになるのが強みです。教授陣の経験と実践的な指導により、今後発展する余地があります。
- Q2尾形ゼミの内容と学生への期待
- A2ゼミではモーター・インバータの研究開発が中心で、次世代の電気自動車に適したシステムを作ることを学びます。私は知識だけではなく、実践を通じた課題解決能力と経験を重視しています。学生には「現実を理解し、課題解決ができる」人材になってほしいと願っています。
- Q3卒業生の進路など
- A3卒業生には自動車メーカーやサプライヤー、部品メーカーだけでなく、環境構築や人材育成の分野でも活躍してほしいです。また、電動モーターの応用範囲が広がっていることから、新しい分野への進出も期待しています。
- Q4尾形先生が大切にしていること
- A4松下幸之助の「企業は人を作るところ」という理念に共感を持っています。長年の企業経験から、やはり人材育成の重要性を実感しており、その考え方を後輩に伝えていきたいです。