教員紹介

尾形 永教授 工学修士

分野 電気自動車、電子制御システム、自動車開発技術、MBD
キーワード
  • MBD(モデルベース開発)
  • JMAA
  • JAMBE
  • 機能安全
  • SRモーター
  • 4輪独立制駆動
  • 電制システム信頼性
  • 乗心地
  • 車両評価
研究概要 【廉価EVの開発・評価】
現在、EV開発が進められているが、ガソリン車に比べると依然とコスト高となっている。これは走る曲がる止まるを制御するブレーキシステムやパワートレインシステム等の多数のシステムが複雑に構成されているために起因している。それぞれの電子制御システム開発に加えて、機能連携を成立し機能安全性や高信頼性を確保する為に従来にも増して開発に多数の高スキルエンジニアと開発期間が必要である。そこで、本研究では全輪にそれぞれ独立のSRモーターシステムを使い、そのモーターに従来の制御ブレーキ機能・性能を付加する車両の提案を行い実証を開始した。この企画・開発の様に、従来に無い新しいモーターシステムを使う車両を開発・評価し、新たに廉価EVを実現する。
【廉価コンバートEVの企画・開発・評価】
EV化が進むと、EVの新車が従来のエンジン車両に置き換わるまでに長年の時間がかかると共に、エンジン車の修理や修繕に関わる関係者の仕事が徐々に無くなっていくと予想される。そこで本研究では現存すエンジン車のエンジンのクランクシャフトとヘッド部分にモーターを搭載するコンバートEVの企画・開発を行う。
主な経歴

1981年日産自動車㈱入社後、シャシー実験・設計・開発部にて走る曲がる止まるの車両基本機能開発に、1993年以降はABS等の電子制御システム開発に従事。2007年からは㈱ミツバでモータ制御システム技術開発と新EV開発を実施。又、2001年に自動車業界内のMATLABユーザ会JMAABを立ち上げ、現在もMBD(モデルベース開発)推進を積極的に行っている。

Q1ゼミの主なテーマは?
A1モータ・インバータ領域ですので 駆動・制動用モータシステム研究開発です。次世代の電気自動車(BEV)に適したモータ・インバータシステムについて最適なモータ・コントローラ・インバータを設計・試作・実証実験を行い提案を行っていきます。
Q2学生たちが大学で過ごす期間中に、どのようなスキルや特性を身につけ、成長して欲しいと思いますか?
A2机上の知識だけでなく、実際に現場で現物を観察し 現実を認識理解した上で課題解決の方法や将来進べき姿の創造が出来る 使える知恵を身に着けたエンジニアに育ってらいたいと思います。
Q3学生の卒業後の進路(就職先)と活躍分野をどのように想定されていますか?
A3ものづくり・ことづくりが出来る所を想定しています。カーメーカ サプライヤ 部品メーカのみでなく 環境構築 人材育成等広く 育てることを意識した所が良いと思います。
Q4教授自身の座右の銘は?
A4松下幸之助さん 「松下電器は人をつくるところです。併せて電気器具もつくっております。」
手塚治虫さん

ラジオ出演情報

  • 第13回「モーター・インバータについて」
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