教員紹介

飯倉 善和教授 博士(工学)

分野 応用数学、応用物理、計測工学
キーワード
  • レーザーレーダ
  • 衛星画像処理
  • 地理情報システム
  • Fortran
  • C言語
  • Python
  • 組込みシステム
研究概要 1)電気自動車の性能評価プログラムの開発
電気自動車研究の初期の段階(1980年代)で、その仕組みや特性(ダイレクトドライブや回生ブレーキ)を取り込んだモデルを開発した。その性能を評価することにより、当時の要素技術でも実用的な電気自動車が作成できることを示した。
2)レーザーレーダによるエアロゾル測定の高精度化
高度10km以上の成層圏エアロゾルを観察するには、エアロゾル層の高度の決定、系統的雑音の除去、物理量(後方散乱係数など)への変換などが必要になる。これらに対して、地球の曲率や大気の屈折率を考慮した高度決定、センサー(光電子増倍管)の応答特性に基づく信号の補正、30km以上の空気分子による散乱モデルを利用した校正方法を開発した。
3)光学衛星画像の精密処理プログラムの開発
衛星画像を有効に利用するには地図と正確に重ね合わせ、分光反射率などの物理量を導出する必要がある。前者については太陽の位置と数値標高モデルから作成した陰影画像を参照画像とした精密幾何補正プログラムを開発した。後者については、大気の条件が一定という条件の下で陰性補正法を行う簡便な方法(修正コサイン法)を開発した。最近は、放射伝達モデルに基づいて、地表面(分光反射率)と大気(エアロゾルの光学的厚さ)を同時に推定する問題に取り組んでいる。
主な経歴

数学と物理を担当します。専門は遠隔計測です。レーザーレーダによる成層圏エアロゾルの観測で学位をとりました。その後、衛星画像の精密補正法を研究してきました。基礎に立ち返って考えることを心がけています。

Q1ゼミの主なテーマは?
A1基礎教育(物理、数学、コンピュータ)担当で、ゼミの担当はありません。講義では、科学の歴史や研究(レーザーレーダや衛星画像処理)での経験も紹介します。
Q2学生たちが大学で過ごす期間中に、どのようなスキルや特性を身につけ、成長して欲しいと思いますか?
A2できるだけ基礎(原則や法則)に戻って考えられるようになってほしいと思います。暗記の苦しみから解放され、発見の喜びが味わえます。
Q3学生の卒業後の進路(就職先)と活躍分野をどのように想定されていますか?
A3今は変化が大きく、先を見通すことが難しい時代です。固定した観念にとらわれずに柔軟に対応してほしいと思います。
Q4教授自身の座右の銘は?
A4軽安心(きょうあんしん)、軽く安らかな心でいること。仏教の本で見つけました。すべてが自分の心の中に還元されるという教え(唯識)に共感を覚えています。

ラジオ出演情報

  • 第15回「論理的に考える力を付ける」
トップページ > 教員紹介一覧 > 飯倉 善和教授
オープンキャンパス

2024年5月25日(土)1回目
OPEN CAMPUS開催!

大学説明会、入試説明会、キャンパスツアー、模擬授業、
電気自動車の試乗体験、ものづくり体験等

詳細はこちらから

当サイトは、「電動モビリティシステム専門職大学」と「エフエムい~じゃん おらんだラジオ」との共同プロジェクトです。